不眠症について
不眠症とは
疲れているのに寝付けない。眠りが浅く途中で目が覚めてしまうなどの睡眠障害です。
不眠症のタイプを知りましょう
不眠症は大きく分けて4つのタイプがあります。人によっては1つの症状の場合もありますし、2つ以上が当てはまる場合もあります。
不眠症の4つのタイプ
下記のような症状が1か月以上続き、社会生活に支障がある場合を「不眠症」といいます。
入眠障害
床に入ってもなかなか寝付けない、眠りにつくのに30分~1時間以上かかり、それを苦痛と感じる。
中途覚醒
夜中に何度も目が覚めて、その後、なかなか寝付けない。
早朝覚醒
朝早く目が覚めて、もう一度眠ることができない。
熟眠障害
睡眠時間は十分なのに、ぐっすり眠った感じが得られなかったり、眠りが浅いと感じる。
心地よい眠りのためのポイント
同じ時間に毎日起床
早く寝るための近道は、早く起きる習慣をつけることです。とくに週末など、油断して遅くまで寝ていると、からだのリズムがくずれ、夜の寝つきが悪くなります。
朝の光を利用
朝起きたら、まず太陽の光を浴びましょう。太陽の光を浴びると体内時計がはたらいて、からだ自体が目を覚まし、すっきり起きることができます。
規則正しい生活習慣を
毎日朝食を食べる習慣は、起床時間の少し前から消化器の働きを活発にし、朝起きるのを助けてくれるようになります。
日中は適度にからだを動かす
毎日適度にからだを動かすと、からだのリズムが整ってきます。また心地よい疲労感を得ることで、ぐっすり深く眠れるようになります。
寝る前にリラックス
夜寝る前に強い刺激を受けると、からだは眠れなくなってしまいます。夜はぬるめのお風呂にゆっくり入る、気持ちを楽にするなど、自分にあったリラックス方法をみつけましょう。
寝る前にコーヒー・タバコをやめる
コーヒーや紅茶、緑茶などは、リラックスできるように見えますが、からだにとっては刺激物です。布団に入る4時間前までにしましょう。タバコも同様に、布団に入る1時間前までにしましょう。
快適な睡眠は快適な寝具から
布団や枕は、汗などの湿気を含みやすく、雑菌が繁殖しやすくなります。汚れた寝具はアレルギー症状を引き起こしたり、快適な眠りの邪魔になることもあります。