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過敏性大腸症候群

過敏性大腸症候群について

過敏性腸症候群とは
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過敏性腸症候群は、主に大腸の運動、および分泌機能の異常で起こる病気の総称です。

ストレスなどの原因で、下痢や便秘、腹痛、ガス過多による下腹部の張りなどの症状が現れます。

現在社会に急増する過敏性腸症候群(IBS)

がんなどの器質的な疾患が原因ではない機能性便通異常の中で、最もよく遭遇する疾患が「過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome:IBS)」です。
通勤や通学途中、あるいは大事な会議や試験の前、生活環境の変化などから急におなかが痛くなったり腹部不快感のためにトイレに駆け込んだ経験はないでしょうか。もしこうした症状が長期間にわたって続くようなら、過敏性腸症候群の疑いがあります。その名の通り、ストレスに腸が過敏に反応して便通異常が起こる疾患です。ストレス社会の到来によって、今ではだれもがなる可能性のある現代病の一つと言われており、先進国に多い疾患です。

 
  • IBS

    通勤や通学の途中で駅に降り、トイレに行かなければならない。

  • IBS

    緊張を強いられる時(会議や試験など)におなかの調子が悪くなる。

  • IBS

    下痢・軟便が1日2~3回以上起こる。または、排便回数が減少したり、便が出にくかったりする。

  • IBS

    腹痛・おなかが張る、おなかがなにか気持ち悪い、おなかが鳴るなどの症状がよくある。

過敏性腸症候群の病型と症状

過敏性腸症候群は、おなかの症状の原因となる器質的疾患(がんなど)が見つからないにもかかわらず、腹痛や腹部不快感を伴う便通異常が繰り返し起こる疾患で、4つのタイプに分類されます。 多くの場合、ストレスによって症状が誘発され、さまざまな症状が現れますが、おなかの症状以外に全身性症状や不眠などの症状が出ることもあります。

10代~40代の若い人に多く、男性よりも女性に多いと言われていますが、最近は中高年層に多く見られ、人口の10~20%の人が過敏性腸症候群の症状をもっていると推定されています。

下痢型 「泥状態・水様便」が多いタイプ
便秘型 「硬い便・コロコロ便」が多いタイプ
混合型 「泥状態・水様便」になったり「硬い便・コロコロ便」になったりするタイプ
その他 上記のどれにも当てはまらないもの
 
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ストレスが症状を引き起こす原因

なぜストレスで下痢や便秘になるのか?

腸は第二の脳と言われるように、「腹が立つ」「腸が煮えくり返る」など、昔から感情と消化管の関係は経験的に認識されていました。また、脳と腸は神経によってつながっているためか、脳が不安やストレスを受けると、その信号が腸に伝わり、腸の運動に影響を与えることが分かっています。過敏性腸症候群の方は、この信号が伝わりやすくなっているため、ストレスによって腸が過剰に反応してしまうのです。また、過敏性腸症候群の方は腸が痛みを感じやすくなっており、少しの刺激でも痛みを感じてしまうため、腸の過剰な運動で痛みを感じてしまいます。このようにして起こった腹痛や便通異常がさらにストレスを増幅させ、症状が悪化するといった悪循環に陥ることになります。

 
過敏性腸症候群と生活の質(Quality of life:QOL)の悪化

過敏性腸症候群は生命にかかわる疾患ではないので、不安になる必要はありません。
しかし、電車や車の中で急に便意をもよおしたり、学校や会社に遅れたりや休んだり、外出を控えるようになったりと、生活の質(Quality of life:QOL)を悪化させてしまう疾患です。医療機関で適切な治療を受けて、QOLを向上させましょう。

 
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過敏性腸症候群の下痢・腹痛症状とセロトニン

最近では、過敏性腸症候群の下痢・腹痛症状に「セロトニン」という物質が深くかかわっていることがわかってきました。脳が感じた不安やストレスの信号が腸まで届くと、腸の粘膜からセロトニンが分泌され、そのセロトニンの作用によって腸の運動に異常をきたし、下痢や腹痛などを引き起こすのです。

 
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